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ボロン的日記

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29日(火)

今月の日記は、全く取り留めのない散漫な内容で、まとまりがありません。
ま、いろいろやっていたんですが、全てが中途半端でダメ、どーにもなりません。
さらに、写真の撮り忘れもあり、記事としての価値も低いです・・。
皆様にとって、何の参考にもならないと思いますが、
とりあえず「部屋主がまた何かバカやってるぞ」というところを・・。



まずはかねてからの懸案、パイオニアのPL-X9プレーヤーの修理記、完結編です。
と言っても、肝心の写真がないので、説明に説得力がありませんが、
要は、アームリフターのレールにアルミ箔を貼り付け、
電気的な接触を復活させただけの事です。
これで、「リフトダウン時にアームが右方向へ流れる障害」が解消しました。

この補修に伴い、さらに内部奥深くまで分解清掃すべく作業を進めたところ、
古い機械に多い「グリス固着箇所」が多数見られましたので、
当部屋の定番、「タミヤ・セラミックグリス」で再グリスしています。







これで、TT部のローディング動作が改善されまして、
気温が低い時にも、安定した動作をみせるようになりました。

さらに、この二つの三端子レギュレータICですが、



放熱の為、本体ベース部にネジ止めされている箇所、
ここに塗られている放熱用シリコングリスも、ほぼ完全に劣化していました。
固化した古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗布します。
熱伝導率が良くなること請け合い!







動作時には結構大きな電流が流れるらしく、IC取り付け部付近に触れると、
この季節でもポカポカと暖かい感触です。夏場はちと厳しいかも・・?


さて次は、テクニクスの古いプリメインアンプ、SU-3000の修理です。



随分前に入手していたものの、パワー部の調子がイマイチで、
使い物にならなかった品です。1970年代前半の品と思われますが・・・。

結果的には、出力段トランジスタの半断線による劣化が原因でした。
古い半導体にはよくある「半断線」故障、
周囲の温度によっては正常に動作してしまうので、始末に悪いのです。
症状としては、正常に鳴っていたものが突然、
「プツッ」というノイズと共に、劇的に歪んだ音に変化してしまう、というものです。
電源を切り、外装を開けて回路を調べようと電源を再投入すると、
・・また正常に動作してしまってたり・・・。
原因の特定がなかなか難しい例です。再現性の低い故障とも言えましょうか。

時代を感じさせる準コンプリメンタリの出力段、2SD318という松下製の石でしたが、
今さら同じ石を探しても、当然の如く見つかりません。
かろうじて入手可能であった類似品種、サンヨー2SD313と交換です。




真ん中の足、「コレクタ」はハンダ付けせず、
放熱タブからネジ止めにて基板パターン面との導通を確保しています。
昔のアンプには、こういうのが多いですね。
やはりこれも、シリコングリスを再塗布します。







アイドリング電流も再調整、と言っても、本来の設計値が不明ですので、
入力に正弦波を入れ、出力の波形と電流値を監視しながら、
徐々に電流を上げていきます。
スイッチング歪みが見えなくなり、
かつ数分後にヒートシンクがわずかに暖まる程度に設定すると、
およそ15mAとなります。いわゆるB級動作です。
夏場には、電流値をもういちど確認してやりましょう。

このアンプ、出力段トランジスタ以外にも、
各電解コンデンサの劣化が相当に進んでいまして、
実は、ほとんど取り替えてしまいました。
おかげで音質はがらりと改善、30年前のアンプといえども、
その透明度の高い音質はやはり「テクニクス」らしい印象で、
なるほど、という感じです。
サイズは、いわゆるジャケットサイズよりも一回り大きい程度(横幅330o)、
なかなかに愛らしい、コンパクトな一品です。
SL-15と組み合わせて、活用してやりますか。


次は、久々に回したティアックのオープンデッキA-2300ですが、



コイツもグリスの固着で、ピンチローラー圧着動作が不良となっていました。



分解後、固着した油脂分は、クレの自動車ケア用品「ブレークリーン」で脱脂洗浄、
再組立時には、やはり例のセラミックグリスを塗布していきます。
これでピンチローラーは正常に機能するようになりました。
ついでにベルトの清掃も実施。ホントはピンチローラーも交換したい!

さて、オープンといえば、今後のテープ入手状況が気掛かりです。
今、かろうじて入手可能なQUANTEGY製ですが、
国産品と違い、リールの造りがあまり良くありません。
(と言っても、最後期のSONY製程ではありませんが・・・)

特に使いにくいと思う所、リールの巻き始めのところの存在しているはずの、
テープの先端を差し込むスリットが、なぜか切られていないという点です。



そこだけ肉が薄くなってはいるので、
設計上、ココにスリットを設けない理由はないと思うのですが・・・?

仕方ないので、金ノコの刃を利用して、慎重に切り目を入れていきます。
切り口のバリもヤスリで丁寧に取り除きます。
ひと手間掛かりますが、これでだいぶ使いやすくなります。






下の品はもう入手出来ないマクセル製、我が部屋の在庫もこれだけとなってしまいました。




さて、次は急遽作り上げた電池式フォノイコライザアンプです。
近所の、ジャズ好きオジさんの依頼で、作ってみたモノです。
この方、昔は、ダイヤトーンのDS-90Cで聴いておられた方なんですが、
今は、パナソニックのMDミニコンポをお使いとか・・・。
しばらくCDばかり楽しんでいたものの、
古いLPをまた聴いてみたいとの事でしたので、
このフォノイコライザをプレーヤーとミニコンポ間に挿入して使ってもらうのです。

設計は、ココの7ページ目を参照して、そのまま利用しました。
一部変更したのは、L+Rモード切り替えスイッチを追加した点です。
ステレオカートリッジのまま、モノラルLPを再生する際に
このモード切り替えをモノ側にすると、盤に由来するノイズを低減出来て、便利です。

まずは基板パターン設計〜基板の製作です。







出来た基板を基に、ケースの加工です。タカチのYMケース(型番忘却・・)です。
カセットテープのケースより一回り大きい程度のサイズです。



電池は単四電池を12本使って、9V×2の±両電源動作です。
Dレンジはもう少し余裕が欲しい気がしますが、
特に高出力なカートリッジを用いない限り、 問題ないようです。



構造上、電池ケースを内蔵させるワケにはいかないので、
天板に直接ネジ止めしてしまう事にしました。
これで電池交換もラクラクです。



オペアンプICは、電池動作を考慮した省電力タイプのTL062を用いました。
(NECさんごめんなさい・・)
よく用いられる5532は、常時10mA程度も流れてしまい、電池動作ではチト厳しいので却下、
このTL062ですと、実測0.35mAと驚異的な低電力動作です。
電池の寿命、うまくすると間欠使用で2〜3年は持つかもしれません。
なので、今回は動作表示のLEDも付けませんでした。
なにしろ、LEDの方がはるかに大きい電力を消費しますからね・・・。
もとの木阿弥、ミイラ取りがミイラに・・・、というヤツです。







で、完成後の動作確認は、このプレーヤーを利用して行いました。
最近入手した、ヤマハのYP-400です。1975年頃の品。



性能うんぬんよりも、ヤマハ独特のその美しいスタイルに目を奪われます。
といっても、実物の質感は画像だけじゃ伝わらないんだよなー!
このシンプルなアーム周りの処理、実にスマートでクール!
上級機YP-700はもっと「マニア向け」な味付けで、これもなかなかなんですが、
これ以上シンプルにできない、というYP-400のアーム周り、
いわゆる「普通の音楽ファン」の方に特に好評だったのではないかと・・・。

インサイドフォースキャンセル機構は一応内蔵されていますが、
値の変更は出来ない構造です。おそらく1.5g前後に設定されているものと思われます。

この品も、入手時にはグリス固着による動作障害があって、
演奏カット時、アームの挙動が不安定となっていました。
手入れ後、オート機構は快調ですが、
やはりTTのベルトはそろそろ換えないと・・。始動時のスリップが甚だしいです。

しかし、当のヤマハにはもう在庫がないそうです。残念!

 

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