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ボロン的日記

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2日(日)

師走最初の日記です。
早いもので、今年もあと1ヶ月になりました。

さて、ワガママおやじさんにお借りしていたソニーのSQデコーダーですが、
試用させていただくうちに、すっかりその魅力に引き込まれてしまい、
結局、自分用のSQデコーダーを購入するハメになってしまいました。




たまたま某ネットオークションに出ていた、SQD−2000と、
これもたまたまweb上でみつけてしまった、SQD−2050です。
結局、ワガママおやじさんのデコーダーと「お揃い」になってしまったのですなぁ・・・
わっはっはっは・・・・(笑っている場合か!)

SQD−2000は、SQデコーダーとしては最初期型といえる機種です。
改良されて2020となりましたが、基本的なデザインは2000を踏襲している様です。

一方、小さい方のSQD−2050は、
2020と同時期に販売されていた、第2世代機ですね。
2020の機能限定版として、基本的な特性は2020に準ずるものだった様です。

両機を比較試聴してわかったのは、SQD−2050の圧倒的な進歩ぶりです。
初期型SQD−2000は、
フロント・バックロジック回路(ドルビーサラウンドでいうところの、方向性強調回路)
の動作がどうもイマイチで、
デコーダーが、セパレーションを良くしようと一所懸命になっているのが、
見事に音に表われてしまうんですね。
具体的には、前後チャンネルのバランスを、自動的にいじられているような感じ・・・
当時のオーディオ誌で、リアーチャンネルの音量の浮動感が気になる・・・
と評されていたのは、これの事だったのか!

SQに限らず、本来チャンネル・セパレーションが数dbしか得られないマトリックス方式で、
チャンネルセパレーションを欲張る為には
このロジック回路の採用が命題となります。 が、実際に音楽を再生する際には
ロジックを外せる様にしていた方が良いみたいです。
まるで短波放送のフェーディングのような音量変化を伴う
デコーダーもあった様ですね。分離度の測定で結果の良いものほど、
不自然な音場構成となってしまう場合が多かった様ですね。
スピーカー・マトリックスが最も良いという意見、確かに一理ありますね。
ま、ソースにもよりますが・・・。

SQD−2050のデコーダーはさすがに改良されたのか、
音量変化が気になる、ということは、
ほとんどと言っていいほど、なくなっていました。
小型故に、内部の回路もシンプル化され、トラブルも起こりにくそうです。
SQでもこれならば使える、という水準に達しています。

SQD−2000、その頼もしい4つのレベルメーターは大変魅力的でしたが、
残念ながらあの音では使い物になりません。期待していただけに、ガックリ・・・
ま、4チャンネル・ブームの初期の品ですから、こんなモンでしょうね。

開発が間に合わないっ!って感じだったのでしょう。
当時の資料を紐解いてみても、そんな雰囲気が良く伝わってきますしね・・・。
競争相手の他社方式の欠点を「罵り合う」雰囲気がプンプンと・・・。



さて、話かわりまして、友人「A」が入手した、
マントラ・オーディオの交換針はこんな感じです。



エア・メールで来た針2品です。白い粉の恐怖におびえながらの開封・・・











205C用として注文を出したとの事ですが、
どうやら207Cと兼用になっている様子でして、
よく見ると、オーダー番号も共通だった様ですね。
詳しくはマントラ・オーディオのサイトをご覧下さい。
外観は・・・ご覧の通りですね。多くは語るまい・・・

安いのが取り柄ですが、音についてはやはり207Cに準ずるものかな?
という気がしますね。実際どうなんでしょうか?
近いうちに、試聴に押し掛ける予定ですが・・・。

そうそう、WAJUさんもシュアーの針をこちらでご購入だそうですね。
そうなると、次は私か?


12日(水)

久しぶりに新品針を買いました(?)
これです。



シュアーM95HEカートリッジ用の交換針ですが、
鞄本精機宝石工業(JICO)のスーパー・アナログ・スタイラス(S.A.S.)です。

実際は受注生産システムらしく、注文を受けてから製作するという、
いわばカスタム・メイドですね。
今回の針には、実際に周波数特性とクロストーク特性を測ったグラフが添付されていました。
うーん、これこそ「手作り」の良さだなっ!



箱の内部には挨拶状なども入っており、
JICOの、針に懸ける情熱みたいなものが良く伝わってきます。



技術的な詳しい情報についても、添付の説明書が充実しております。
ここで、少しご紹介しておきましょう。














カンチレバーは二重構造で、先端部にはボロン素材が用いられています。
針チップはS.A.S.針と呼ばれるタイプですが、
テクニカで採用しているML針と同じものか?

もともとのオリジナル交換針との比較画像です。
振動系の構成がぜんぜん違っていますね。



さて、シュアーM95ですが、私は2本所有しています。
一本はM95HEですが、ジャンク針なし、
もう一つは、シュアーのOEMでタンディ・ラジオ・シャック社のプレーヤーに
付属していたと思われる、REALISTIC R9000E LWSです。
これはM95のシェル一体型モデルですが、
はっきり言って、ぺナぺナの樹脂シェルにマウントされたM95、です・・・。

とりあえず、R9000E LWSをヤマハPX−2に取り付けて試聴しました。
針圧は1.25gです。



第一印象は、「静か」です。
騒がしくありません。
オリジナル針と比べて、動的ノイズ(ざらつき、にじみ)が極めて少ないようです。

一方、静的なノイズ(パチ音やマスターのヒス)も少なく感じます。
軽針圧型カートリッジにありがちな不安定感も少なくて、
結構大きく反りのある盤でも、いい感じにトレースしてくれていますね。
これなら、シュアー独特の「ダイナミックスタビライザー」は必要ないかもしれません。

いわゆるCDの音質傾向に近いかもしれません。
フラットかつ低歪みで、測定器的でしょうか?
アナログらしからぬ、といいましょうか・・・

よく使う205CMK4とも違います。あれはやや細身の音でして、
盤を選ぶ傾向が強いのですが、これはオールマイティにいけます。
いずれにしても、シュアーらしい音ではなくなりました。

高域にくせがある、という事もなく、非常に分解能の高い音質だと思います。
M95が、こんな音を出すとは・・・

針ノブの造りも良く、カートリッジ本体に挿入する際のフィット感も上々です。
針カバーの造りなどは、むしろオリジナルよりも良いみたいで、
ガタツキも無く快適です。大いにお薦めできる針です。


19日(水)


先日入手の、テクニクスのSP−15ですが、
取り付けるべきキャビネットの見込みがつかない為に、
まずは本体部のメンテナンス作業を進めておりました。
どうやら、致命的な障害はなかった様ので、
スイッチ類接点の復活で、無事動作するようになってます。

さて、いよいよこれのキャビネットをどうしようか?、と考えあぐねていた所、
こんなモノを戴いてしまいました。



テクニクスSP−15用ターンテーブルベース、
SH−15B1です。

フタなし、インシュレーターなし、外装キズ、へこみ、欠け、
塗装剥がれ多数、マジックペンによる書き込みまであり、
というジャンク状態のため、使えなかったら粗大ゴミにでも・・・、という事で、
頂いた時には、その状態の酷さに「ううっ」と引いてしまいましたが、
ここは元・木工屋の腕を生かして、新品同様に再生させてやらねば!
サブタイトル、「SP−15、ゴミ置き場からの生還!」です。



とはいうものの、当然ながら現状でも機能的には全く問題ないのです。
見た目が「キチャない」というだけですから、
外観を気にせずに使ってやってもいいんですが、
現状では、木部に触れただけでトゲが刺さりそうな状態で、
快適に使えるとは、とても思えない・・・。





ワシンのウレタン着色ニスとハケを買ってきました。
色はローズウッドです。数回塗り重ねると
オリジナルとほぼ同じ色になる予定ですが、
こちらはキレイな艶出し仕上げになる筈です。
ま、あまりにテカテカするようなら、
仕上げに艶消しクリアーを1回塗ればいいだけの事です。

この塗料による仕上げには実績がありまして、
今は手放してしまったデンオンDP−3700Fのキャビも、
これで再塗装していたんです。
オリジナルは白木調仕上げだったのですが、きれいなローズ色に仕上がり、
大変気に入っていました。ああ、手放すんじゃなかった・・・。

というワケで、このプロジェクトは時間が掛かります。
パテ埋め、ヤスリ掛けの下地調整から最終塗装仕上げまで、
早くても1ヶ月は掛かるでしょう。
ま、正月明けに作業開始、と言ったところでしょうか?
春には完成?

で、これにどんなアームを取り付けるかが、また問題です。
アームベースは21mmの合板らしいので、
ホームセンターで入手出来る板材で充分対応できますね。
これも当然塗装せねば・・・。



とりあえずは、テクニカAT−1100用のアームベースを作る予定です。

で、このターンテーブルベースにはもうひとつオマケが付いていました。
テクニクスのトーンアームEPA−250の残骸(?)です。
アーム交換式だったEPA−500シリーズの、軸受け部のみですね。





残念ながら、軸受け部は滑らかに動きません。アームパイプを入手出来たとしても
使い物にはならないでしょう。当然、メーカー修理も受け付けない筈ですしね。
むしろ、「移植技」の方が面白そうです。
他の松下PLのアームを、ジンバルサスペンションごと載せかえるんです。
たまたまウチには、SL−Q3なんてPLが余っているし・・・フフフフッ!
上手くいったら、こちらでご報告致しますね。




仮の完成予定図はこれです。


カートリッジはシュアーM95HEです。
どんな音に仕上がるやら・・・。
なにしろ黒く見えるベース下部は、クソ重い特殊な硬質ゴムなんですよね。
やっぱり、ゴムの音になるのかなぁ・・・

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